今週の注目キーボード:Chosfox Init40 — 初めての 40% に選びやすいロウスタッガード機
はじめに
今週の注目キーボードは、Chosfox の Init40 です。2026年8月25日に発売された 40% のロープロファイルキーボードで、KeyLab DB でも最近とくに閲覧が多い一台です。
40% キーボードは数字の段やファンクションキーを持たず、レイヤーを切り替えて打つ小さなキーボードです。Chosfox はこれまで格子配列(オーソリニア)の Geonix シリーズを出してきましたが、Init40 はあえて普段のキーボードと同じロウスタッガード配列を採用し、「初めての 40%」を意識した作りになっています。
先に結論
| こんな人に | 向き・不向き |
|---|---|
| キーボードを持ち歩きたい/机を広く使いたい | 向く。幅 240mm・約 0.49kg で、キャリングケースが付属 |
| 40% を試したいが、配列まで変えるのは不安 | 向く。一般的なロウスタッガード配列 |
| ロープロファイルスイッチを好みのものに替えたい | 向く。Kailh Choc V2 のホットスワップに対応 |
| 数字・記号・ファンクションキーを頻繁に使う | 不向き。すべてレイヤー経由になる |
| バックライトで光らせたい | 不向き。RGB ライティングなし |
| 通常サイズ(MX 互換)のスイッチを使いたい | 不向き。ロープロファイルの Choc V2 専用(→ Epomaker TH40) |
スペック一覧
以下は KeyLab DB の登録値と、Chosfox の製品ページにもとづきます(2026年9月29日時点)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| レイアウト | 40%・ロウスタッガード(42 キー) |
| スイッチ | Kailh Choc V2 ホットスワップ |
| 標準スイッチ | White Rain / Black Cloud / Deep Sea Linear / Deep Sea Tactile から選択 |
| ケース | アルミ |
| マウント | トレイマウント(KeyLab DB 登録値) |
| 傾斜 | 5° |
| 接続 | USB-C 有線 / Bluetooth / 2.4GHz |
| バッテリー | 1800mAh(最大 60 時間、KeyLab DB 登録値) |
| キーマップ変更 | VIAL(JIS 配列用のファームウェアあり) |
| ライティング | RGB なし(レイヤー表示ライトあり) |
| サイズ・重量 | 240 × 87 × 20mm・0.49kg(KeyLab DB 登録値) |
| 付属品 | セミハードのキャリングケース、ストラップ、2.4GHz レシーバー、予備キーキャップ |
スイッチとキーキャップが付かないキット版も用意されています。
主な特徴
いつもの配列のまま 40% にできる
40% キーボードは、キーを縦横にそろえた格子配列の製品が少なくありません。格子配列は指の動きが素直になる一方、慣れるまでは普段のキーボードとの行き来で打ち間違えが増えます。Init40 は一般的なキーボードと同じ、段ごとに少しずつずれたロウスタッガード配列なので、覚えることを「レイヤー」だけに絞れます。
今どのレイヤーにいるかが見える
40% を使い始めて最初につまずくのが、「今どのレイヤーにいるのか分からなくなる」ことです。Init40 は本体にレイヤー表示ライトを備えていて、切り替えたレイヤーが目で分かります。小さなことですが、慣れるまでの期間を短くしてくれる装備です。
キーマップはブラウザから変更できる
VIAL に対応しているため、キーの配置やレイヤーの中身をブラウザ上で書き換えられます。プログラミングの知識は要りません。数字をどのレイヤーに置くか、Enter や Backspace をどこに置くかは人によって好みが大きく分かれるので、使いながら調整していくのが 40% の楽しみ方です。
持ち運びを前提にした作り
幅 240mm・約 0.49kg と小さく、セミハードのキャリングケースとストラップが付属します。有線・Bluetooth・2.4GHz の 3 通りでつなげるので、ノートパソコンと一緒に持ち出して、つなぐ先を切り替えながら使えます。
Geonix48 Rev2.5・LUMA40 との比較
Choc V2 に対応した 40% のロープロファイルキーボードを、KeyLab DB の登録値で並べます。
| キーボード | 配列 | キー数 | マウント | 接続 |
|---|---|---|---|---|
| Chosfox Init40 | ロウスタッガード | 42 | トレイ | USB-C / BT / 2.4GHz |
| Chosfox Geonix48 Rev2.5 | 格子(オーソリニア) | 47 | トレイ | USB-C / BT / 2.4GHz |
| EPOMAKER LUMA40 | ロウスタッガード | 47 | トレイ | USB-C / BT / 2.4GHz |
同じ Chosfox の Geonix48 Rev2.5 は格子配列で、傾斜のないフラットな筐体です。キー数が多く、親指で押すキーの割り当てにも自由度があります。レビューサイトの Green Keys は、Init40 は吸音材を入れずカチッとした音、Geonix48 Rev2.5 は吸音材で落ち着いた音、と音の方向性の違いも挙げています。
EPOMAKER LUMA40 はキー数が 47 と多めのロウスタッガード機で、標準スイッチは Init40 と同じ Kailh White Rain です。
通常サイズのスイッチを使いたいなら:Epomaker TH40
ロープロファイルにこだわらず、通常サイズ(MX 互換)のメカニカルスイッチを好みのものに交換しながら 40% を使いたいなら、Epomaker の TH40 が候補になります。KeyLab DB の登録値では 44 キー・ガスケットマウントで、有線・Bluetooth・2.4GHz の 3 通りでつなげます。
KeyLab DB の運営者も以前 TH40 を使っていました。持ち運びに便利なサイズで、スイッチも交換できるので、MX 互換スイッチの豊富な選択肢から選びたい人に向いています。ただし高さは 35mm(KeyLab DB 登録値)と、20mm の Init40 より厚みがあります。
合わせたいスイッチ
Init40 の標準スイッチ 4 種(White Rain / Black Cloud / Deep Sea Linear / Deep Sea Tactile)は、いずれも Kailh Choc V2 の定番です。持ち運んで外で使うなら、静音の Deep Sea 系や、さらに軽い Pink Island に差し替えるのもおすすめです。
Choc V2 対応スイッチ 21 種の違いは Kailh Choc V2 スイッチの選び方 にまとめています。
まとめ
Chosfox Init40 は、40% の小ささと持ち運びやすさを、いつもの配列のまま試せるキーボードです。レイヤー表示ライトと VIAL のおかげで、慣れるまでの負担も抑えられています。格子配列に挑戦したい人は Geonix48 Rev2.5、まずは配列を変えずに 40% を始めたい人は Init40、通常サイズのスイッチを交換して楽しみたい人は Epomaker TH40、という選び分けができます。
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参考
よくある質問
- Init40 に Choc V1 のスイッチは使えますか?
- Chosfox の製品ページで対応が明記されているのは Kailh Choc V2 です。Choc V1 のスイッチやキーキャップを使う前提で選ぶのは避けたほうが無難です。
- 数字キーやファンクションキーはどうやって打ちますか?
- レイヤーを切り替えて打ちます。Init40 は VIAL に対応しているため、どのキーをどのレイヤーに置くかをブラウザから変更できます。今どのレイヤーにいるかは、本体のレイヤー表示ライトで確認できます。
- Geonix48 Rev2.5 との違いは何ですか?
- Init40 は一般的なキーボードと同じロウスタッガード配列で傾斜が 5°、Geonix48 Rev2.5 は縦横がそろった格子配列(オーソリニア)で傾斜がありません。今の配列に近い感覚で 40% を始めたいなら Init40 が選びやすいでしょう。







